楽天銀行の口座凍結騒ぎに思うこと

この方の記事は一年前のようですが、急にここ数日入って盛り上がっていた楽天銀行の口座凍結騒ぎ。

「楽天銀行の対応が雑過ぎる」(2014年11月28日)
http://yonezo.biz/?p=4405



一通り読んだあとも、「この方のケースは何か特殊事例なんだろうな」くらいにしか思いませんでした。

が、その下のコメント欄を読むと急に寒気がしてきました。

この方以外にも多くの方が、特に今月に入ってから口座凍結をされているようではありませんか。
しかも、その数は数人とかいう少数の話しではないようです。

私自身、楽天銀行には前身のイーバンク時代から大変使わせてもらっている銀行です。
楽天銀行の何がいいかと言うと、

・ネット管理画面が大変見やすい
・振り込み画面が簡易で、口座先を入力すると、相手先口座名が一発で表示されるので使いやすい
・振込手数料が他行でも258円と激安
・振込時のワンタイムパスワードなどセキュリティもまあまあ良い感じ
・入金があるとほぼリアルタイムで知らせてくれる

など、楽天銀行のネット管理画面に慣れると、他行の管理画面が使いづらく感じるくらい便利です。
ただし、その分、ATMからの現金入出金関係は、手数料が高かったり、使えるATMがそこまで多くないなどイマイチな部分もありますが、私の楽天銀行の使い方は、ヤフオクや振り込み、入金口座などネット専門での使い方なので全く問題ありません。

そのため、いくつか銀行口座を保有している中でも楽天銀行をメインバンクの一つとして使っていて、それなりの金額を預入しています。
実店舗を持たない銀行でメインバンクとして使っているのは楽天銀行のみです。

そんな中での今回の口座凍結騒ぎです。
上の方のブログや他WEB情報を色々調べてみると、どうやらこのような方がの口座が凍結対象になっているようです。


・ヤフオクでの利用など不特定多数の口座から入金がある。
→銀行間のブラックリスト口座や要監視口座と取引があると危ないようです。

・預入金額や頻度はあまり関係なく、不審な資金の流れを感じさせる口座。

・法人口座での凍結騒ぎはあまりなく、個人口座がメイン。

では、なぜ口座凍結をされた方というと、こちらの方のブログにも書かれているようなことがおよそそうだと私も思いますが、私の不安は、急な口座凍結よりも別の所に感じました。

「ネット銀行経由での詐欺が多発している件で」
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2015/09/post-9b53.html

それは、楽天グループ全体として感じる顧客対応へのいい加減さです。
私自身、楽天カードを保有したり、楽天ポイントを数万ポイント持っていたり、株取引は楽天証券、SIMフリーの利用は楽天モバイルなど、けっこう楽天グループのサービスを利用しています。

理由としては、どのサービスも管理画面がそれなりに使いやすいことと、以前から楽天ポイントを集めているからです(笑)
ヤフーのTポイント等でもいいのですが、前からちょくちょく楽天ポイントが知らぬうちに集まっていたので、まあそれなら楽天でいいかと楽天に集約しているという感じです。

ただ、どの楽天サービスにも共通していることがあり、それは「電話サポートに繋がりにくい」「問い合わせをしても返信がなかなかない」ことです。

特に電話サポートがまだまだかな、と感じることが多く、オペレーターに繋がってしまえば、それなりにしっかりと対応してくれる方が多いのですが、なにせ回線混雑でサポートに繋がらなったり、「その内容はここではお受けできません」などたらいまわしにされていることが多い。


一例では、楽天カードのゴールドカードには、楽天プレミアム電話予約サービスというのがあり、ここから宿泊予約するとどんな宿泊でも1回につき1500円割引になるというのがかなりのウリ文句なのですが、この電話にはまず繋がりません。
24時間受付ですが、平日はもちろん、早朝にかけても常に「大変混雑しています」の繰り返しです。

あまりに繋がらないので、この前は「どれだけ待てば果たして繋がるのだろうか」と思い、電話をスピーカーホンにして放置気味に待ってみました。
すると、ようやく繋がったのがなんと1時間5分後でした(笑)
電話代や待ち時間のロスを考えると、1500割引されても得した気分にはなりません(-_-;)



これは極端な例として、とにかく楽天グループの電話サポートはどこも基本的に繋がらず、繋がっても担当部署が違う、などたらい回しにされるケースが多いように感じます。

そのため、今回のこの口座凍結の記事やコメントを読んで感じたのは、口座凍結の怖さよりも、実際に口座凍結という最悪の事態になった場合に、いったいどこに相談し、速やかに解決してくれるのだろうか、ということです。

金融庁に電話したらいい、というコメントもありますが、金融庁がいちいち個別案件に本腰を入れて仲介してくれることなどまずありませんし、期待できません。
実店舗に行って、そこで相談するという大手銀行なら当たり前にできることも、ネット銀行には実店舗がないのでできません。

とある方のコメントには「生活資金が入っている口座が急に凍結され、日々の生活に支障がでている」という書き込みも見つけました。実際こうなってしまうとどうなるのだろう・・・と考えるとさらに怖くなってきます。


こうなると、もはやビビってしまった私としては、楽天銀行のネット管理画面の使いやすさよりも、やはり自己の資金保全に動きたくなります(笑)
楽天銀行口座は、ヤフオクの利用もけっこうありますし、ヤフオク利用が原因の一つになる可能性があるなら、とさらに不安を感じてしまう訳です。


ということで、漏れなく不安にかられた私は今週月曜日から資金移動を急ぎ実行することにし、若干の金額を残し、無事に本日資金移動を完了させました。
けっこうな金額を預入してましたので、ここで凍結されたら洒落にならんぞ・・・と思い、資金移動が完了した際のホッとした感覚は久しぶりに感じました(笑)


まあそうは言いつつ、楽天銀行の肩を持つ訳ではありませんが、楽天銀行がしていることは監視業務を他行よりも厳格に運用しているだけなのだと思います。
「いや~おれら(楽天)、金融庁の指導どおりに運用しているだけなんで」と。
むしろそれだけよりセキュリティー対策に力を入れている、と前向きに評価できなくもないとは思います。

ただ、その際の実際の口座凍結のやり方や、それに対する顧客サポートへの方法は改善する余地が十分にあるのではないでしょうか。

少なくともこの方のブログにあるように、「本日中に折り返し電話します」と約束したのならば、必ず電話一本はその日中に入れるべきですし、いきなり口座凍結ではなく、何か事前に電話やメールで状況確認する方法もあったのではないかなと思います。

私の場合、資金移動を移動した先の銀行の一つからは、特に取引担当者はおりませんがすぐに、「多額の入金が本日あったのですが何かございましたでしょうか?」と電話がかかってきました。
こういうところが実店舗があり、顧客対応マニュアルがしっかりあつ銀行の強みだとも思います。

今回、この方が不安・不満・不信に感じていたのは、口座凍結されたという事実よりも、適当にされた感が満載の顧客サポートではないでしょうか。約束の電話一本を入れるだけでも、この方のその後の捉え方は大いに変わっていたと思います。





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