【公務員からの教え~1-8】 大阪市を受験した理由

自分が悩んだ末に京都市ではなく大阪市を受験した理由はけっこうつまらない理由からだったらしい。
らしいと言うのは、自分の中では大真面目だったのだけど、人に言わせれば「え?そんなことで?」と言われるもの。
人それぞれに思いというのは異なるもの!!

だから別にいいんです。
では、その人から「そんなことで?」と言われた理由です。
大学生の3年生のときにたまたま懸賞でJリーグの「セレッソ大阪」のチケット2枚が当選した。
当時はサッカーに何の興味もなかったのだけど、「まあタダだし行ってみるか」と思い彼女と行ったことが人生の岐路の始まりの一つだった。
試合相手やスコアははっきり覚えてないけど確か3-1くらいで勝ったと思う。
それより初めて生で見るサッカーというのは、テレビで見るのと全く違い非常に迫力満点で、そのスピード感、スタジアムの雰囲気にどっぷりと浸ってしまった自分がいた。
「このスタジアムの雰囲気サイコーじゃねぇか~」
「テレビと違って臨場感ありすぎだろ」
「いまのパス回しやべぇ~」
と選手の名前はさっぱり分からなくても、サッカーの魅力に一瞬にして引きこまれていた。
まあこの時に一緒に行った当時の彼女は、あまりおもしろくなかったらしく、その後スタジアムには足を運んではくれなかったけど(笑)
そして、その翌々年の2000年、初めて優勝争いを繰り広げたあの1年。
この頃にはすっかりセレッソファンとなっていた自分は、試合がある日は長居スタジアムに足を運ぶのがもはや恒例となり、彼女もいつのまにかサッカーとセレッソをよく理解してくれる人に変わっていた。
この2000年という年はまだ通年開催ではなく、前期・後期と分かれていた。
そして優勝間近となったこの年の5月にたまたま新聞で見かけた大きな社会面の記事が大阪市を受験する最終決定になった。
見出しは、
『大阪市役所セレッソファンクラブも大応援』
か何かだったと思う。
え??
大阪市にセレッソファンクラブあんの??
何それ??
と記事を猛烈な勢いで読むと、
・大阪市はセレッソに出資している縁からファンクラブがある
・ファンクラブは積極的にセレッソを応援している
・セレッソが強くなれば大阪の街も元気になる
という内容で、言うまでもなく自分はもうすでにこの記事からファンクラブの虜に一瞬のうちになっていた。
「こりゃ、大阪市で決まりだな、大阪市職員になってファンクラブにも入らなアカンっしょ!!」
これが大阪市か京都市か悩んだ末の結論になったもの。
どうでしょう?
「そんなことで??・・・」
と思われたかもしれませんが、自分の中では大きな大きな決断、そして英断だったと思っています。
その後、セレッソ好きは今でも脈々と続き、
・配属とほぼ同時にファンクラブに加入
・数年後にはファンクラブ幹部にしてもらい、
・セレッソ好きが限界まで達し長居周辺に引越し
・起業後の4年目にセレッソのサポーティングカンパニーに。
とこの10年を振り返ると、セレッソと自分は勝手に切り離せない関係になっています。
人からは「そんなことで・・・」と言われようが、自分の大好きなことを無理やり仕事と絡めてきたことは正解だったと思います。
好きなことを仕事に。これが何より最高です!
続く・・・
【まとめリンク 第1章 公務員試験】
1 大学院へ
2 プライオリティを身につけろ
3 役所と起業家精神
4 イカした公務員を発見
5 役人らしくない公務員
6 公務員試験5ヶ月前からの勉強
7 大阪市か京都市か
8 大阪市を受験した理由
9 試験当日
10 まさかの合格
11 記憶にない2次試験
12 いよいよ最終面接
13 合格発表
14 恩師からの言葉
15 合格発表後の懇親会
16 大学院中退へ

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