【公務員からの教え~1-9】 試験当日

公務員になろうと決意して5ヶ月
大阪市役所を受けようと決意して2ヶ月
ついに大阪市役所公務員試験、一次試験の当日。
天気は曇り
湿度は高めでジメジメ
全くすがすがしい試験日よりではない朝だった。

試験当日は、なにせ一生を大きく左右するかもしれない大一番なので大いに緊張するものだと思っていたが、その日は恐ろしく冷静になれている自分がいた。
ただ、冷静というよりむしろすでに諦めていたからかもしれない。
そもそも数ヶ月勉強した程度で合格できるほど、公務員試験は甘くないことは頭の中では理解していたので、「やるだけのことはやった。今年は力試しの年」程度の気持ちで望んでいたからだろう。
まあそうは言いつつ、
「もしかしたら奇跡が起こるかもしれないし・・・」
と期待する自分もいたのは間違いないけど。
そして定刻になり試験開始。
一次試験は5択。
5択といえば、5択中3つは見当違い、残り2つを悩ますという王道の仕掛けが一般的なので、消去法でいけばそれなりには回答できるかもしれないという考えがあった。
そして見込み通り、民法や行政法、経済関係の問題は短期間とはいえ勉強したので、それなりに回答が分かる!
「これはもしかしていけるんじゃないか、オイ!」
と気持ちが高揚したのもつかのま、後半になると、数学、物理、生物など全く勉強していない科目のオンパレードになり、あえなく完全にお手上げになった。
問題の意味すら分からないというありさま。
問題の意味すら分からないのでは消去法もくそも関係ない。
そう、適当に山勘で答えるしかない。
結局、これまた試験の王道、えんぴつ転がしで回答を決め、一次試験の全科目が終了。
試験後の感想は、
「こりゃ落ちたな~ まっ、来年に向けて今日から頑張るか~」
というもの。
完全に結果を諦めていた自分がいた。
そして試験の数週間後・・・
続く。
【まとめリンク 第1章 公務員試験】
1 大学院へ
2 プライオリティを身につけろ
3 役所と起業家精神
4 イカした公務員を発見
5 役人らしくない公務員
6 公務員試験5ヶ月前からの勉強
7 大阪市か京都市か
8 大阪市を受験した理由
9 試験当日
10 まさかの合格
11 記憶にない2次試験
12 いよいよ最終面接
13 合格発表
14 恩師からの言葉
15 合格発表後の懇親会
16 大学院中退へ

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