起業や独立後に必要になる費用について

元元支援機関員の川田さんに執筆いただいています公務員プラスの起業志望家向けコンテンツ、【元支援機関員が語る起業情報 No.8 潰れない起業のための基礎知識 かかる費用を把握する】を公開いたしました。
今回は、事業継続に必要なお金を把握するというお題です。
起業前は、開業に必要な資金でこそある程度の想像はつきますが、実際に事業開始すると一体何にどのくらいのお金がかかるのかは何とも想像が難しいものと思います。
私の場合、起業時の一番最初に行った事業は実はフリーペーパー事業です。
フリーペーパーは皆さんよくご存知かと思いますが無料で配布される雑誌のことです。収益モデルは、フリーペーパー内の広告収入が主です。
フリーペーパーを毎回発行するのにどのような費用がざっくとかかると思われますか??
すぐ気づく所では、
・印刷費

・デザイン制作費
・営業費
などですよね。
このあたりまでは私もいとも簡単に想定できていたのですが、これ以外の主な費用として下記がけっこうな重しになりました。
・流通費(街なかのラックなどに置いてもらう費用)
・発送費(会社や個人などご希望される方、及び掲載企業・店舗への配送費用)
・取材(謝礼)費(原稿を書いてもらったり、提供してもらったりの費用)
・アライアンス費(要は○○をしてあげる代わりに○○円のものを買ってね、というもの)
特に流通費は大変高価で、駅改札内の壁やラックに設置してもらおうとすれば数十万円から、コンビニは1ヶ所で3000円ほどは必要になります。
しかも大手コンビニは、某有名企業と独占企業していることが多く、まず設置できません。
また、もちろんこれらに家賃、光熱費、雑費など何もしなくても必要になる費用があります。
そしてこれらを全て合わせると相当な金額になります。
まあ予想外というか、甘い予想の結果ですね。
という訳で私は当初は資本金600万円で起業しましたが、3ヶ月後には半分以下の250万円ほどしか残っていませんでした(笑)
あの時は、起業早々に倒産するのでは、、と心配になりました。
これから起業される方は、一体何にどれだけの費用がかかるのか分からないと思いますので、必ず先駆者にアタマを下げてでも教えを請うことを重要視してください。
私はこれが不十分だったために予想外の支出となり、フリーペーパー事業から早々に撤退することとなりました(笑)
今となっては良い思い出です。

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