国家公務員の方からの相談数が増加中

公務員プラスをリニューアルした影響もあるかもしれませんが、8月以降、急激に個別相談会へのお問い合わせ数が増えています。
今までは月7~10件くらいの問い合わせ件数だったのですが、8月は21件、9月は今日現在までで14件のお問い合わせをいただいております。
問い合わせ件数が急に増えたことも驚きなのですが、それよりも全体に占める国家公務員の方からの相談割合が増えていることに注目しています。
今まではどちらかといえば、地方公務員の方の方が多かったのですが、8月以降は明らかに国家公務員の方からの問い合わせ数が上回っています。
その相談内容は転職相談がやはり多いですが、動機となる理由としては、

・残業ばかりで土日出社もある割には残業代が月数時間分しかつかない。もう馬鹿らしくなってきた。
・今やっている仕事は議員のことばかり気にした業務で、国民のために働いているという実感がまるでない。それなら一層のこと転職や独立に挑戦してみたい。
・◯◯の仕事をもっとしたい(すべき)のに、全くどうでもいいような雑務に時間が取られてしまっている。
・転勤ばかりで定年まで転勤を繰り返すのかと思うと耐えられなくなってきた。家族のことを考えれば転勤が少ない仕事がいい。
というものです。
この中でも最近の国家公務員の方の残業代は悲惨な状況にある方も少なくないようですね。
地方公務員の方は、お話をお伺いしていると、それなり、もしくは満額に近い残業代が支給されているようですが、国家公務員の方は月、数時間分しか出ていない、という方もいるようです。
単純に今の月給を勤務時間(通常時間+残業時間)で割ると、若手の方は確かにアルバイト以下という給与の方もおられました。
公務員ならではの身分保障や分厚い保険、年金制度がなかったらさっさと転職してもいいような状況ですね。
興味深かったのは、労働基準監督署勤務の公務員さんですが、その方の仕事は民間企業に対して残業代をしっかり払えと指導する仕事もされているのですが、その方は毎日残業ばかりの割に月の残業代が10時間しか出ない、という嘆きでした。
残業代をもらっていない公務員さんが、民間企業に対して残業代をしっかり払うように、と指導しているのは滑稽でもありますね。
国家公務員の方は、退職金も400万円減らされることが先月決まったばかりですし、給与面だけ見ると地方公務員より厳しい状況に置かれているのは確かです。

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