若草山の山焼きの感想

奈良の新春名物、若草山の山焼きを初めて見に行ってきた。
毎年、翌日のテレビとか新聞で「冬の夜空を焦がす若草山の山焼きが開催」というニュースを見て、「あ~今日がそうか、今年も見逃した・・・」となっていた。
山焼きは夕方18時からだけど、駐車場確保のために15時前には現地に到着して時間をつぶすことにした。

1
行ったのは近鉄奈良駅から徒歩10分くらいの元興寺

ここは、世界最古の「現役」の木造建築部材がある寺になったことで有名らしい。

2
屋根の瓦の雰囲気が他の寺と違う感じ。

3
本堂横に古いお墓と地蔵が多数。
相当に古いお墓もあるみたい。

4
あちらこちらのお寺で四天王像に踏まれている鬼の邪鬼の後ろ姿。
仏法を犯す邪神として懲らしめられる存在も後ろから見るとちょっぴりキュート。

5
県庁前の屋台村で売っていた団子。
玄米のようなよく分からない味。

6
今日の屋台村メインイベントらしく700名分の飛鳥鍋。
飛鳥鍋は牛乳で煮こまれた鍋。

7
見た目が牛乳の色がイマイチだけど、食べたらおいしかった。
意外と牛乳のお鍋というのはおいしい。

8
で、本日メインの若草山山焼きを見るために東大寺横の公園へ。
山焼きの前に10分間ほど花火が上がった。
前に障害物がなく花火がよく見えるので、けっこうな迫力。

9
花火終了と同時に山焼き開始。
山の麓から頂上に向かって炎が燃え出した。

10
けっこうよく燃えている。
でも、やっぱり山焼きのニュース写真で見たイメーシとだいぶちがう。
ニュースではこんな感じの写真

というのもこの写真、よく見たら「多重露光撮影」と書いてあって撮影方法を案内するサイトもあった。
若草山山焼きの写真撮影方法」を紹介しているサイト。

この多重露光写真は、山焼きも一面真っ赤だし、花火も一緒に上がってかなりキレイ。
でも現実は、今日の写真のように麓から頂上にゆっくりと燃えるし、山焼きの最中には花火は打ち上がらない。

報道写真のような景色を見られると期待して来た人はけっこうガッカリするんじゃないだろうか。
自分は来る前から報道写真が多重露光だと分かった上で来たので、それほどショックはなかったが、やはり全体的な迫力は残念ながらそんなにない。
まあ1度見たらもういいかな、くらいで「あぁ~山が燃えてるわ・・・ 」という感じ。

でも元々は神事や単なる山焼きという由来を考えたら見世物という訳でもないし、これはこれで見ごたえはあったかも。
次回奈良には、これまた行ったことのない、東大寺のお水取り(3月)に行ってみようと思う。

Pocket

コメントを残す