連休期間中、3名の方からご相談。

昨日までの3連休の期間中、3名の現役公務員の方の退職相談にのらせていただきました。
お二人は地方公務員の一般職と技術職の方、お一人は国家公務員の行政職の方です。
3名のうちお二人は岡山と愛知から大阪までわざわざお越しいただきました。

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大阪でご相談にのらせていただく際は、ほとんどがこの私が借りています大阪駅前のグランフロントという大きなビルにある商談スペースでお話をお伺いしています。この写真のところです。

なかなかお洒落な内装の割に、周りは皆さん、起業家やビジネスマンばかりなので、意外と落ち着いた雰囲気です。

ここは会員制のスペースで、入会にはけっこう厳しい審査もあります。
周りには恐らく公務員の方はまずおられないと思いますので、話している内容が職場に伝わるのでは・・・という心配も少ないと思います。
特に土日祝日はあまり込み合うこともなく、じっくりお話をできますよ。


さて、私にご相談いただく際、皆さんよく言われるのが、

「このようなこと(退職相談)を誰に相談していいのか分からなかった。」

ということです。

確かに私自身も公務員を辞める際に誰かに相談しようにも、家族や仲の良い友人に話したところで、およそ反対されるのが目に見えていましたのであまりできませんでしたし(笑)、かといって職場内の同僚に相談し、万が一にでも上司にその情報が洩れてしまうと面倒なことになるので、なかなか積極的には相談できませんでした。


結果的にネットで全国の元公務員関係の人を探したり、当時流行っていたmixiをフル活用し、色々な分野の社長の方々に年休をもらっては会いに行っていました。

東は茨城から西は福岡まで何度となくうろうろしました。
今でもありがたいことに、その当時のご縁がきっかけとなり、お付き合いいただいている方も少なくありませんし、逆に私に退職相談をしていただき、今でも引き続きお付き合いいただいている現役公務員の方やそのまま退職された方もけっこうおられます。


もし公務員を辞めようかどうかと本気で悩みだしたら、私ではなくとも、誰か客観的にいま置かれている状況を分析し、客観的な意見を出してくれる人に少なくとも3名以上はご相談してみてください。

家族や親しい友人、同僚ではダメです。
主観的な思いが入りすぎ、客観的な意見をまずもらえません。
応援はしてくれるでしょうが(-_-;)


相談した相手によっては、「思い切って公務員を辞めたほうがいい」という人もいれば、「いや待て、役所にとどまった方がいい」と真逆のアドバイスをする人もいるでしょうが、何が正解かということなんて本音を言えば誰にも分りませんので、あくまで意見の一つとして最後はご自身で消化していってください。


私自身も退職相談や起業相談を当時した際は、「いいねー今こそ公務員を辞めてチャレンジすべきだよ」という人もいれば、「公務員を辞めるなんてもったいない。そんな無謀なことやめたほうがいいんじゃない?」とどちらの両極端な意見も言われたものです。

ちなみに役所内の別部署で仲が良かった人には少し相談したことがありましたが、皆さんこぞって反対されました(笑)
まあそりゃそうかなと思います。


余談ですが、公務員を思い切って辞めて良かったのか悪かったのかは、どの時点を基準とするかでその答えは変わってくると思いますので、何とも答えが難しい質問になります。

私の場合、退職一年後を基準とすれば給料0円の状態になり、けっこうどうしようもない状態ではあったので明らかに失敗だった、になるでしょうが、退職から10年経った今を基準とするなら公務員時代の生涯賃金程度はもう稼げ、ある程度自由に生きられていると思いますのでその意味では成功だとは思います。

ただ、これから10年、20年先は、引き続き何の保証もなく、自分の身は自分で守っていかないといけない訳ですので、無一文になっている可能性ももちろんあります。
そうなると最後の最後で公務員を辞めて失敗だったなーとなるのかもしれません。


結局のところ、最後に退職するかしないかを決めるのはご自身であるのは間違いありませんので、その決断までの道筋を補強するためにも、様々な方、客観的な意見を言ってくれそうな方にぜひご相談なさってみてください。

色々な意見を言われてさらに混乱するかもしれませんが、それを消化しつつ、残るか卒業するかの最後の「覚悟」をぜひ決めていきましょう!



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元地方公務員から起業した社長ブログ
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