新事業から1ヶ月経過の感想

5月下旬にふとひらめき、そこからすぐ事業計画。
6月から物件とスタッフ探し。
6月最終日に物件契約し、3週間で開店準備。
そして事業アイデアの閃きから2ヶ月後の7月26日にオープンした私の新事業、ネイルケアサロンのオープンから1ヶ月が経過しましたので、今日はその感想を少し書きたいと思います。
【ネイル業界の概要】
まず、業界概要ですが、大阪府内にはネイルサロンが約800から1000くらいあるんじゃないかと言われています。
自宅サロンも含めるともっとあるでしょう。
そして今も続々と増えています。
これは大阪に限ったことではなく全国的な傾向ですが、なぜネイルサロンが続々と増えていると思いますか?
理由としては、

・初期投資が少ない
同じ美容業界の美容院やエステ店は機器の購入や内装に2000~3000万円くらいかかる場合が多いですが、ネイルサロンは数百万円です。圧倒的に初期費用をかけずに事業開始することができます。
・ランニングコストが低い
美容院のように水や電気を大量に使う訳ではありませんし、ネイルアートに使う素材費もたかがしれています。
・店舗面積がいらない
ネイルサロンは極論、机とイスさえあればできます。
つまり自宅の1室などでもやろうと思えばできてしまうので、広い面積を必要としません。
・許可が不要
美容院は保健所の許可が入りますが、ネイルサロンは何の許可も要りません。そのため、美容院の片隅や自宅でオープンすることが容易です。
という感じです。
つまり参入障壁が相当に低いということがネイルサロンが増えている理由です。
【他のネイルサロンとの違いは?】
「そうは言ってもネイルサロンは山ほどあるんでしょ?他店との差別化は何かあるの?」
と思われると思います。
実際、ネイルサロンのほとんどは、ネイルアートと言われるジェルネイルやアクリルスカルプチュアといった爪を装飾するメニューです。
ホットペッパーに載っている掲載店を見れば分かりますが、なかなか男子にはそのネイルアートの世界は理解しづらい世界かもしれません(笑)
あれは男子ウケを狙ってするものではなく、女子の仲間内で見せ合うもの、というのが大前提です。
ネイルアート系サロンの場合、他店との差別化する方法としては、
・デザインを独自なものに
・価格を安くしてみる
・開店時間を深夜まで開いてみる
・駅構内など気軽に入れる場所で開業
・別のサービスと合わせて付加価値をつける
などが一般的な差別化になります。
私も当初は、このネイルアート系サロンを開こうとして、このような差別化を考えて自店の優位性を考えていました。
ただ、なかなか思いつかなかったところ、ふとしたことがきっかけで、斜め上のネイルサロンを思いつきました。
それがネイルケアを専門とするネイルサロンです。
ネイルケアとは、自分の爪(自爪)をケアし、爪本来の美しさや強さを活かす施術のことで、本来というか昔は、ネイルといえば、ネイルアートではなくネイルケアを指していました。
ところが、ここ20年くらい急速に海外からネイルアートの文化が入ったこともあり、一気にネイルアートがネイル業界の主流となりました。
そして気がつけば、ネイルアート系の店ばかりになっていて、ネイルケアを主流に扱う店は、大阪で数店舗、関西全体で見ても10店舗も間違いなくありません。
「よしっ、じゃあうちがやる店はネイルケア主流にしよう。ナチュラル志向の時代にも合っているだろうし」
ということでネイルケア専門店が誕生した訳です。
このあたりのことや、なぜネイルケア店が少ないのかについては、お店のブログにも書きましたので、ご興味ある方はお読みください。
ちなみにブログのkouは私です。本名が「こうよう」なので(笑)

【1ヶ月経過の現状】

さて、こんな感じで事業のひらめきから2ヶ月後の7月26日に、「スピードが大事だ!」と何の美容業界や店舗経営のノウハウもないまま一気にオープンさせた訳ですが、今のところかなり順調なようです。
ようです、というのは、店舗経営の経験がないので、どのくらい以上なら順調なのかという指標がないので分からないのですが、店舗経験者に言わせると1ヶ月でこの状態はかなり順調らしいです。
もちろんオープンすぐは全くお店のことなど誰も知らないので、全くお客さんなんて来ませんでしたが、そこはIT業を本業としている私としてもプライドをかけて?戦いました(笑)
朝から夜遅くまでWEBサイトやブログからの集客はもちろん、それ以外のSEO対策、プレスリリース対策など今まで7年間の会社経験で学んだ全ての知識を投入し、他社なら半年はかかる内容を2週間ほどで全てやり遂げました。
今回はかなり本気で。
その成果や、ネイルケア専門サロンは大変珍しいこともあり、8月のお盆明けからじわじわ予約が増え始め、この土日は2日間とも終日満席となりました。
完全予約制サロンとしては、1ヶ月で終日満席というのはかなり良い傾向らしいです。
そして、週明けの3日火曜日以降も終日満席の日が既に何日か出ています。
【このブログを見てくださった方もご来店いただきました】
過去にこのブログでネイルケアサロンのことを触れたことがあります。
そして、その記事を読んでいただいた現役公務員の方も何名かご来店をいただきました。
まさかこのブログを読んで来ていただけるとは思わなかったので、嬉しいというものではなく感動しました。本当にありがとうございました。
その方々の施術後写真です。
ネイルケアだけなのにぷるんぷるんな爪になっていただきました
辞める? 辞めない? 脱公務員しちゃいますか!?
辞める? 辞めない? 脱公務員しちゃいますか!?
辞める? 辞めない? 脱公務員しちゃいますか!?
オープン当初は、公務員向けというのは全く考えていなかったのですが、そういえば公務員は爪を装飾したり、アートすることは基本NGかと思いますので、案外うちのお店のネイルケアが合っているんでは?と思うようになりました。
最近はじわじわと予約が取りづらくなってきていますが、ネイルケアにご興味ある方いれば、一度お越しいただければ嬉しいです。
一度ネイルケアにはまると、なかなか抜け出せなくなるかもしれません。
ちなみに私の爪はいまこんな感じです。
もう野郎の爪ではなくなりつつあります(笑)
辞める? 辞めない? 脱公務員しちゃいますか!?
あと、公務員を退職してサロン経営をやってみたい、という方はけっこうおられるようですので、ご来店いただく前に私までお問いわせフォームなどで連絡いただければ、私も時間あればお店に行くようにします。
公務員の方だけには、色々と得た知識をお伝えしたいと思います。一緒に頑張りましょう。
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