求人業界の今と人材派遣免許の変更

1)危険水域に入りつつある求人業界の数社!?
ここ最近、求人業界では色々な噂や情報が交錯していて、様々な情報がウチの会社にも入ってくる。
先週、東京に行った際にも求人業界や人材業界の事情に詳しい数名の人から色々な情報をお教えいただいたが、驚くことに皆さん、ほぼ同じコトをおっしゃっていた。
他の業界と同じく求人業界も景況感は良いとはやはり言えない。
大手求人媒体の中にも大規模リストラを敢行中の企業や深刻な赤字を抱える企業、、主力求人フリーペーパーもペラペラになってしまったところもある。
その中でも○社と△社の状況が危ないらしい。
○社は昨年末くらいからちらほら噂には聞いていたが、今は特に△社が相当に・・・らしい。
求人事情に詳しい人が言うには、『秋までには何かしらの大きな動きがあるだろう』ということだ。
いよいよ再編の開始だろうか。。。





2)人材派遣免許の許可基準の変更
あぁ・・・この変更はけっこう大変なことではないだろうか。
人材派遣免許の取得許可基準が今年10月から大幅に厳格化される。
今年5月に決定されたもので10月1日付けの許可(厳密には今年7月以降の申請受理分から)から下記のように非常に中小の派遣会社には厳しいものとなる。



特に大きな変更【資産要件の改定について】
1. 【現行】基準資産1000万円以上 → 【改正後】基準資産2000万円以上
2. 【現行】現預金800万円以上 → 【改正後】現預金1500万円以上



このように資産要件が現在の約2倍の金額に大きく引き上げられ、許可取得が体力のない(資金力のない)企業には非常に厳しいものだ。
この基準額は、人材派遣業事業を円滑に実行するために最低限必要だと考えられている基準額という考えなのだが、大企業はともかく一般の中小企業で現預金1500万円もある企業はそう多くはないだろう。
結局は、体力のない企業は、人材派遣業から身を引けということなんだろう。
ただ、この基準を満たすことが難しい場合でも、社労士の人が言うには色々と方法があるらしい。

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