4月19日  行政対象暴力は大阪市役所ではよくある

17日に発生した長崎市長の銃撃事件。
この事件を気に「行政対象暴力」という言葉が新聞やテレビでも頻繁に出ています。
行政対象暴力とは、暴力団等が、不正な利益を得る目的で、行政機関やその職員を対象として行う違法又は不当な行為をいいます。要は「いちゃもん」です。

そんなにあるの??と思われるかもしれませんが、程度の差はあれ、公務員の方なら一度は経験しているのではないでしょうか。
経験していない公務員は知りません。
私は区役所の窓口にもいたので、実際に何度となく経験しています。
恐らく暴力団等ではないのですが、明らかに不正な目的狙いの来所者に目をつけられましたし、ひどい時には胸ぐらを掴まれたり、特別な扱いを要求されたこともありました。
公務員に対しては何を言ってもいいという雰囲気です。
つまり、役所の人間に対しては、とにかく無茶苦茶な要求を言ってくる人が多いのです。
「誰の税金で飯食ってるんや」
「税金泥棒って言われたくなかったらやれやオラ」
ひどい時には、
「定年まで公務員やりたいんやろ。じゃあ何とかしないとあかんよな~」
と。(まあその後、定年待たずに辞めましたが)
これらの言葉は珍しくありません。
特に「税金」や「許可」を扱っている部署では、非人間的な発言は珍しくありません
なかには「常連さん」もいて、「またこの人か」みたいな人もいます。
「○○の代理で来てやってるんや」みたいな感じです。
他市は分かりませんが、大阪市役所の市民と接する窓口では、だいたいどこも「常連さん」がいるのではないでしょうか。
しかも多くの「常連さん」は、いくつもの部署をかけもちしています。
「へ~おまえんとこの窓口にもあの人来てるんや」なんて会話はよくある話です。
今回の事件の容疑者も長崎市以外にあちこちの行政機関にクレームを言っていたそうですので、間違いなく「常連さん」の部類でしょう。
ただ、気にくわないからといって殺すのは許されない行為です。
二度と行政対象暴力による殺人事件が起きないことを願います。
公務員も「市民の公僕」である前に一人の「人格ある人間」なのですから。
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