退職についての手続きについて 前編

いま仕事が一段落したのでお茶をすすりながら、公務員プラスに会員登録していただく際の質問項目、「こんな情報・コンテンツが欲しいなどあれば」を眺めています。
ざっと数十名ほど眺めてみたのですが、『退職についての手続き、流れについて知りたい』という要望がけっこうあるようです。
なので、今日はこれについて書いてみようと思います。
と、言ったものの実際に書くとなると意外となかなか難しい(笑)
なぜなら手続き、提出書類は所属している役所によってまちまちなので、共通化しているものはありませんし、所属先によってケース・バイ・ケースがほとんどだからです。
ただそうなると、これで本日のブログがもう終わってしまいますので、今までの退職経験談インタビュー時に実際に辞められた方々からある程度の共通項を作ってみました。

以下は、実際に退職を決意され退職された方々の流れをまとめたものです。
1つの参考程度にお読みください。
1.上司への申し出
まずは直属の上司に口頭で伝えます。ポイントは3つ。
・直属の上司にまずは伝えること。決して直属の上司を飛ばし、いきなりさらに上役に伝えないこと。間違って飛ばしてしまうと非常に上司の気分を害します。
・退職届をいきなりだしてもいいのですが、まずは口頭で伝えるのが一般的です。
・「私のわがままで職場に迷惑をかけることなり大変申し訳ありません」という社会人としての最低限の礼節を守ることは大事です。内心でどう考えているかどうかはここでは関係ありません。あくまで大人な社会人を演出してください。
「どうせ辞めるんだから」や「もう会うことないし」なんて思い、ぶっきらぼうな態度や暴言を吐くのは止めましょう。
せっかく長年働いた職場です。感謝の気持ちを持ち、退職の旨を伝えましょう。
2.上司とともに上役に退職したい旨を申し出
だいたいの場合、1が終わると直属の上司と同行し、より上位の上司に退職したい旨を言いにいきます。
会議室など別部屋に直接関係する上司を呼び、そこで直属の上司から神妙な面持ちから
『実は○○君(さん)なんですけど、退職したいということでして・・・』
という話から始まります。
3.慰留にあう
さて、上司全てが知ったこのタイミングが最も熱く引き留めを受ける時です。
私のインタビューの経験上、退職の申し出をして、上司から何かしらの引き留めに合わないケースはあまりありません。
あるとすれば、以前から何となくいつかは退職するだろうと思われていたケースや、明らかに公務員らしくない生き方をしている人(むしろなぜ公務員をしているか分からないほどパワフルな生き方をしている)など希です。
慰留の際は、
・本気でこれから先の人生を心配してくれて慰留してくれる上司
・自分の査定(管理能力)に影響するのが嫌だから慰留しようとする上司
・本当は退職されることに興味などあまりないが、とりあえず周りが遺留しているから「そうだそうだ、公務員を辞めるなんてことはないぞ」と慰留してくる上司
など様々です。
この時、今までになり上司の姿が少し垣間見れるかもしれません。
4.説得というか意志を貫く
退職への意志が中途半端だと、大勢の上司に取り込まれ尻込みをし、「も、もう一度考えてみます・・・」となりかねませんので、いかにきっぱりと「もう決めたことですので」と断言できるかがポイントです。
ちなみにこの説得時に早々に退職を断念するようならば、そもそも退職の覚悟が全くできていません。
公務員を辞めるなんていう行動はしないほうがいいです。
あと、役所に残る場合も今後の査定に今回の件が影響することは必至ですので、このタイミングできっぱりと言い切ることが大切です。
5.納得してもらう
多くのケースの場合、慰留はされますが、最終的に退職を認めてもらえることがほとんどです。
※そもそも退職を認めるも何も、公務員も民間企業のサラリーマンと同じく、最終的に辞めたければ辞められますのでご安心を。
さて、ここから退職手続きに入りますが、これについては後日書きます。
※上記は、あくまで私がインタビューした退職経験談の皆さんの平均です。職種や職場によって大きく異なる場合がありますので、1つの参考程度にしてください。

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