株式会社くらしナビ、他2社の代表取締役として現在33歳の元公務員社長。
同志社大学院商学科にてベンチャービジネスを学ぶ。
これからの役所の世界とベンチャービジネスの結びつきに可能性を感じ大学院途中の2001年に大阪市役所入庁。保健センター、区役所、建設局など5年半の役所勤務後、2006年7月に退職。
その退職10日後に現在の株式会社くらしナビを創業。関西地域でのアルバイト求人媒体の運営(非上場企業運営の求人媒体では関西最大規模)、求人サイト構築システムの企画(現在、業界トップシェア)、人材事業などを行いつつ、2009年より長年の目標であったJリーグチーム「セレッソ大阪」のサポーティングカンパニーに就任。
また、起業・転職など脱公務員を希望する現役公務員からのコンサルティングを行い現在まで約200件の相談実績とともに、趣味から始めた写真撮影は入賞など多数あり。

カテゴリ:【仕事】事業全般

11月19日 新聞求人からやられはじめた・・・

某求人広告調査月報によれば、2008年10月の人材関係の新聞求人における広告費は、

前年同月に比べて  朝日 -60.6

             読売 -37.0

             日経 -76.0

             総計 -61.5

と新聞の求人広告費が6割のダウン。
これは厳しい。

最近は唯一求人件数が増加していた求人サイトですらマイナスになっている。
http://www.zenkyukyo.or.jp/shiryou/press/index.html

ただ、人のニーズがなくなった訳では決してない。
目に見える形としての求人広告費を抑制し始めただけだ。

これは、いよいよ自社専用の求人サイトを持つ意義ということを本格的に考えられる時期が来たのではないか、と来るべき「決戦」に臨む心構えをしなければならない。

この不況こそウチにとってのチャンスにしなければならない。








11月11日 ジョブマイスター事業は局地戦

ウチの会社の主力事業「ジョブマイスター事業」が今のところ順調な推移で動いている。

ジョブマイスター事業は、一言で言うなら「自社専用の好き勝手に使える求人サイトが持てますよ」というものでASPとして求人サイトシステムを貸し出す事業


昨年秋のサービスインから1年を経過し、直近1年間のサイト構築数では間違いなく求人サイトASP構築業界トップの実績になっている。
トータル数での業界1位もあとわずかで手が届きそうだ。

ジョブマイスターが順調に推移できている秘訣はシステムだけの提供にとどまっていないからだと考えている。

いまざっと知る限り20社ほどが求人サイトASP業界に参入してきているが、ほとんどの企業はシステムを提供しているに過ぎない。


一方、ウチの場合はというとシステムは当たり前として、
・失敗談ノウハウ
・SEO対策

というさらに2つの付加価値がついてくる。

『失敗談ノウハウ』とは、ウチが直営で運営している求人サイト「ヤッパシゴト」を通じて先に経験した失敗事例満載の運営ノウハウ
残念ながら成功ノウハウより失敗ノウハウの数が多いのは間違いない。

ただこれがいいのか悪いのか非常にウケがいい。
というのも、ジョブマイスター導入企業の中で求人媒体事業を今までに一度でもしたことがある企業は少ないからだ。

ジョブマイスター導入企業は、サイト開始後、それはそれは多くの問題(求人業界やWEBに関することなど)に直面することになる。
ただ、直面する課題の多くが先にヤッパシゴトで経験できている分、「解決方法」や「やってはいけない」ことが予め分かっていて、どうすればいいのかだいたいの問題で解決策が分かる。

つまり、失敗事例を先に伝えることで導入企業はウチがした同じ過ちをしなくて済むという訳だ。

もう一つの付加価値、SEO対策も効果が高い。
今のところ狙ったキーワードでサイト開設後4ヶ月するとほぼ10位以内に入っている。特にモバイル版は全サイトで「求人 + ○○(都道府県名もしくは業界名)」で10以内に入っている。
自分でも驚きの結果だ(@@)


ところで本題、最近は問い合わせも随分増えてきたが、比例して増えているのが『これを導入すればリクナビやフロムエー以上になれるか』というもの。

勝りたい気持ちは非常に分かるが、聞かれるといつも『それは残念ながら非常に難しい』と素直に答えている。


というのも上場している(求人最大手は上場していないが)求人媒体企業は何から何まで桁違いのパワーだからだ。


・年間広告予算が数十億から百億
・毎月SEO対策だけに約1000万円
・営業マンが数え切れないくらい多数
→最大手の媒体は、代理店だけで全国に1万人の営業マンが日々動いている。
・最新顧客管理システムでお客さんを徹底管理


これは勝つにはあまりにも巨大すぎる。
気軽に始める求人サイトでなかなか勝てる相手ではない。

大手は、軍隊で例えるならアメリカ軍みたいなものだろう。
こんな相手にまともに戦っても勝ち目はない。

突撃したもののむざむざとやられるのがオチだろう。まさに玉砕覚悟。


ならどうするか。
自分の中では、大戦後のアメリカを苦しめた相手がとった方法、『局地戦=ゲリラ戦』のみこそが勝機を見出す唯一の方法だと考えている。


ヴェトナムにしろイラクにしろ兵力で圧倒的に劣る国・組織がアメリカとまともにやりあえたのは正面勝負を避け、局地戦へともっていったからだろう。

総力戦では勝てない相手でも、局地、局地の戦いでは勝てる可能性がある


求人サイトも同じだろう。
真っ向勝負し上場企業運営の求人媒体と戦いに臨んでも、あまりの資金力・営業体制の差に一網打尽にされるだけだ。
実際にヤッパシゴトも無知なために何度もイタイ目にあってきた。

つまり、求人サイトでの『局地戦=マイナー分野での求人サイト』に持ち込めば、総力戦を得意とする大手に勝てるかもしれない訳だ(勝てない場合ももちろん多々あり)。


どうもこの考えは、あの有名なランチェスター戦略やブルーオーシャン戦略に似ているのかな、と思っていたら、どちらの戦略も戦争での戦略論から派生したものらしい。


という訳でこれからも『ジョブマイスター事業』は、局地戦のための仕様を展開し続けようと思う。
ジョブマイスター導入企業の求人サイトの数がさらに増えてくれば、局地、局地の戦いもさらに有利なものになる可能性を秘めていると思う。


【追伸】
それでも真っ向勝負を挑もうとする場合、決して『ASP=既製品』での求人システム導入で大手に勝とうなんて思ってはいけないし、ASPなんて導入してる時点で負けが決まったもんだろう。
真っ向勝負で大手に勝ちたければ、画期的な事業案、独自の追求されつくした求人システム、最強の営業体制の3点セットが不可欠なのは間違いない。
このうち一つでも欠けるかも、となりそうな場合は、ジョブマイスターの導入が一番だ。
↑これが書きたっかただけ(><)








10月27日 『何か売るモノない?』

先月末から集中的にヤッパシゴトの新規取扱代理店さん探しをしていることもあり、既存代理店さんと合わせると30社くらいお取引関係になってきたり、なりそうだ。


ところで、代理店さん巡りをしていて最近よく言われるセリフがある。

『何か売るモノない??おもしろそうで、クライアント受けが良さそうなモノ』


例えば求人関係の媒体を扱っている広告代理店さんは大きく分けると2つに分けられる。
1)リク○ートの媒体しか、もしくはメインに扱う専属代理店さん
2)インテ○ジェンスやア○デム、デ○ップ、ドー○など色々な媒体を要望に応じて扱う代理店さん

残念ながら1)の代理店さんは、まずウチのヤッパシゴトは扱ってくれない。
ここには書けない色々な制約や大人の事情があるので仕方ない。


2)の代理店さんは、非常に門戸が広い。
ヤッパシゴトも取扱商材の一つに加えてもらえる可能性が大いにある。
ただ問題なのは、取扱媒体が多すぎてなかなか順番が回ってこないこと。

代理店さんから見たら、どの求人媒体もつまりは『求人媒体』という大きな枠組みにしか見えないため止むを得ないところでもある。つまりはどの媒体も特徴がないように見える訳だ。


そんな中、ヤッパシゴトよりも求人サイトのASPパッケージシステム『ジョブマイスター』事業に興味をもってくれる方が最近多い

「求人サイトを誰でも気軽に始められるって何??」
から始まり、
「どこどこのチェーン店さんや何とか団体、知り合いの派遣会社にいいかも」とむしろジョブマイスターの方がウケがいいような感じさえする。
まあ全くウチの会社に興味をもってくれないよりは遥かにいい。


そこから話がさらに進み、
「求人とかEC関係とかの他のシステムはないの?何か売るモノあったら売るよ。どこどこの誰々知ってるから」
とよく言われる。


確かにウチの会社で新規にチェーン店や中堅以上派遣会社などにいきなり商談をするのは並大抵のことではない

そもそもアポが取れないし、「ウチは代理店さんに全部任せているから」とイマイチ訳の分からない断られ方も珍しくない。


こうなると代理店さんはどこかしかのチェーン店さんや大手企業と繋がりを持っていることが多いので『売るモノがあったら売るよ』というのは非常にありがたい話という訳だ。


ただ話をあちこちから聞いていると主に3つ共通する条件があるようだ。
・サルでも分かるシステムであること
・導入費用が格安もしくはないこと(毎月の支払いは問題ない)
・コンセプトがあること


3つ目のコンセプトで言えば、ウチの会社がすべき分野は今は「求人」だろうと思う。
いきなり「新しいネットショップシステムできました」「使いやすいグループウェアできました」となっても何かしっくりこない。

そりゃ最近は「求人」関連のサービスばかりしているから仕方ない。
ウチの社内に貯まるノウハウは専ら「求人」関係のことばかりだから。

「求人」しかしていない会社が別業界に手を出してもそうそう勝てるものでないだろう。でも「求人」の世界ならヤッパシゴトやジョブマイスターでちょっとは分かるようになってきているのでシステムに「求人業界のちょっとしたノウハウ」という付加価値をつけることができる。

だからウチがするかもしれない新事業は「求人」という柱にこだわる必要がある。
何でも屋になったらウチの会社は潰れると思っている。


しかし一番肝心の問題は何を作るかだ(笑)
色々検討しあちこちに相談しているが何を作ればおもしろいのかまだ見えてこない。
つまりはまだ何も具現化していない訳だ・・・


ざっと求人関連のシステムで要望が多いのは、
・媒体広告測定・反響ツール
・媒体管理画面統合ツール
など。
ただ、どちらもタグの埋め込みが必要なので求人広告では難しかったり、他社のシステム仕様が分からないとどうにもならないなど難しそうだ。


このブログを読まれたみなさん、「求人」という柱は必ずそのままで何かいいアイデア、企画ないですか。
あればぜひご一報ください。
一緒に新しい事業をできれば光栄です。








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