株式会社くらしナビ、他2社の代表取締役として現在33歳の元公務員社長。
同志社大学院商学科にてベンチャービジネスを学ぶ。
これからの役所の世界とベンチャービジネスの結びつきに可能性を感じ大学院途中の2001年に大阪市役所入庁。保健センター、区役所、建設局など5年半の役所勤務後、2006年7月に退職。
その退職10日後に現在の株式会社くらしナビを創業。関西地域でのアルバイト求人媒体の運営(非上場企業運営の求人媒体では関西最大規模)、求人サイト構築システムの企画(現在、業界トップシェア)、人材事業などを行いつつ、2009年より長年の目標であったJリーグチーム「セレッソ大阪」のサポーティングカンパニーに就任。
また、起業・転職など脱公務員を希望する現役公務員からのコンサルティングを行い現在まで約200件の相談実績とともに、趣味から始めた写真撮影は入賞など多数あり。

カテゴリ:【仕事】事業全般

06月15日 求人業界の今と人材派遣免許の変更

1)危険水域に入りつつある求人業界の数社!?

ここ最近、求人業界では色々な噂や情報が交錯していて、様々な情報がウチの会社にも入ってくる。


先週、東京に行った際にも求人業界や人材業界の事情に詳しい数名の人から色々な情報をお教えいただいたが、驚くことに皆さん、ほぼ同じコトをおっしゃっていた。


他の業界と同じく求人業界も景況感は良いとはやはり言えない。
大手求人媒体の中にも大規模リストラを敢行中の企業や深刻な赤字を抱える企業、、主力求人フリーペーパーもペラペラになってしまったところもある。


その中でも○社と△社の状況が危ないらしい。

○社は昨年末くらいからちらほら噂には聞いていたが、今は特に△社が相当に・・・らしい。

求人事情に詳しい人が言うには、『秋までには何かしらの大きな動きがあるだろう』ということだ。

いよいよ再編の開始だろうか。。。





2)人材派遣免許の許可基準の変更

あぁ・・・この変更はけっこう大変なことではないだろうか。
人材派遣免許の取得許可基準が今年10月から大幅に厳格化される。

今年5月に決定されたもので10月1日付けの許可(厳密には今年7月以降の申請受理分から)から下記のように非常に中小の派遣会社には厳しいものとなる。


特に大きな変更【資産要件の改定について】

1. 【現行】基準資産1000万円以上 → 【改正後】基準資産2000万円以上

2. 【現行】現預金800万円以上 → 【改正後】現預金1500万円以上



このように資産要件が現在の約2倍の金額に大きく引き上げられ、許可取得が体力のない(資金力のない)企業には非常に厳しいものだ。

この基準額は、人材派遣業事業を円滑に実行するために最低限必要だと考えられている基準額という考えなのだが、大企業はともかく一般の中小企業で現預金1500万円もある企業はそう多くはないだろう。

結局は、体力のない企業は、人材派遣業から身を引けということなんだろう。


ただ、この基準を満たすことが難しい場合でも、社労士の人が言うには色々と方法があるらしい。








06月04日 成果報酬制の求人サイト

先月末くらいから景気が回復しつつあるのか、ウチの主力事業の求人サイト構築サービス「ジョブマイスター」への問い合わせが増えてきた


おもしろいな、といつも感じるのが、問い合わいただくほとんどの企業さまがある程度の目標サイト概要があったうえでお問合せいただいていること。


『○○業界に特化したサイトを東京でしたいと考えている』
『この地域で紙と連動した求人媒体を検討している』

など、ひとまず問い合わせしました、資料だけくれ、という方は少ない。

ちなみに最近、構築したいという種別の問い合わせが多いのは、

・医療業界
・ドクター専門(人材紹介型)
・美容などのサービス業界

だろうか。


特に医療系の求人サイトをしたい、という企業さまは多いようだ。

個人的にも今の景況感、求人業界状況なら医療系を狙うのは良い狙いだと思うが、なぜこの業界が人気があるかはまたそのうちに。

あと、多いのが成果報酬制サイトにしたい、というもの。
これは掲載料が無料のケースが多く、応募数や採用に応じて課金するという仕組みなのだが、個人的には十分なリサーチしないままの仕組み導入はあまりおススメできない。


求人サイトの成果報酬制には大きく分けると3パターンある。

・応募単価制
・面接単価制
・採用単価制

1)応募単価制

マイナビバイトさんやワークゲートさんなどがこの方式を採用している。

相場的には、アルバイトの場合は1応募3000円前後、社員の場合は5000~7000円前後が多く、電話課金システム(バイトルさんなどが実装)を持っているサイト以外は、ほとんどのサイトでは電話応募は禁止されている。
単純に電話応募は応募があったかどうかの確認がサイト運営元でできないからだ。

基本的に掲載料は無料なので、求人出稿企業からすれば、出稿リスクは低いのだがサイト運営元にすれば問題(トラブルの元)が最も多いのが応募単価制だろう。

応募があったものの面接に行かない率が高いと俗に言う「サクラ」疑惑を持たれる。地域・業界により異なるが、バイト媒体では面接率40~50%、社員媒体では70%が平均値なのでこの率が低くなればなるほど「サクラ」疑惑を持たれやすい。

広告回収がとにかく難しい(不払いが多い)。これは掲載料が無料なため、初めから払う気のない企業・店舗が集まりやすいことも多い。

・重複応募や明らかなイタズラ応募などをどうするかをきっちり決めておかないと痛い目をみる。


2)面接単価制

過去に大手サイトが導入していたが、近頃は導入サイトしているところは少ない。
なぜ少ないかは単純な話で、面接に行ったかどうかをサイト運営元で判別することが難しいから。

電話または応募フォームのどちらかの方法で求人応募してもらうサイトが多いが、業務量の問題から原則的に応募後の面接などのやりとりにはサイト運営元が関わらないことが多いため、応募後にその応募者がどうなったか(面接に行ったか、採用されたか)は、出稿企業に電話なりメールなりで尋ねるしかない。

つまり、サイト運営元で応募後の状況が分からない以上は、「ウソ」を付かれることは覚悟しないといけない。ある意味、最も心労が絶えない仕組みかもしれない。



3)採用単価制

ジョブセンスさんやgreenさんが有名。

この仕組みを導入しているサイトの多くは、「採用祝い金」や「就職支度金」など採用時の『お祝い金』をセット導入している。

例えば、1採用単価12000円の場合、一人採用すると12000円を出稿企業から頂戴し、そのうちの3000円を応募者(採用決定者)にお祝いとして支払う仕組みだ。この場合、サイト運営元の利益は9000円となる。

採用されたかどうかは、「採用申請フォーム」というフォームから応募者にメール連絡してもらい採用確認をしているところが多い。このフォームから連絡しないと「お祝い金」をもらえない。

この「採用申請フォーム」により、サイト運営元はかなり確実に採用確認を行うことができるので、面接単価制と比べてもストレスが少なくて済む。

採用単価制のこの仕組みだけを見ると3つの成果報酬制の仕組みの中で最も良い仕組みに見えるため、上記の成功例サイトを真似て数多くのサイトが続々と登場したが、まともに生き残っているのは上記サイトと数えるくらいだ。


特にジョブセンスさんの仕組みは業界初ということもあり、自分が知っているだけでも5,6社が「これ真似すぎだろ・・・」と思うくらいそっくりの仕組みで開始したが、全てのサイトが仕組みの変更(通常の求人広告掲載金モデル)や事実上のサイト閉鎖になっている。

失敗しているサイトにはほぼ同じ共通点があり、ジョブセンスさんはさすがという感じだろうか、そこらへんをしっかり押さえこまれている。


その共通点が何かというのは、ジョブマイスターのウリにしているノウハウ的な情報の一つになってくるので、興味ある企業さまは直接こちらまで問い合わせしていただければと思う。


こんな感じでジョブマイスターでは、これら求人業界の情報や裏情報なども色々と収集していることもあり、去年は求人サイトASP業界で一番選ばれたサービスになることができた。
求人サイトを構築しようとされている企業さまはぜひウチを検討企業に加えていただけたら嬉しい。


と、結局は最後の一文が言いたかっただけなんだけどね(笑)








04月20日 ヤッパシゴトにいただいた声

4月に入り、景況感が多少回復してきたのかな、と最近よく思う。
というのも3月まではウチの求人サイト「ヤッパシゴト」も他の求人媒体と同じく、問合せ数は減り、営業実績もそんなに芳しくはなかった。
大手媒体も今年に入り、かなり困憊している状況が伝わってきている。


ただ、4月に入ってから、問い合わせも従来数に戻り、自社・代理店さまの営業活動も反応が良くなり活発化してきている。

ヤッパシゴトは、当然に大手のアルバイト媒体、フロムエーやan、バイトル等に比べると資金力・会社規模が桁違いに違いすぎるので、まだまだ未熟なレベルだが、色々とお褒めの言葉をいただくことが少なくなく、スタッフも代理店さんにとってもも非常に良い刺激になっている。


正直なところ大手媒体の年間広告予算は、数十億円の規模を持ち、テレビCMや車内広告と何百万円以上する広告をガンガンと出稿されるので、やはり残念ながら1件あたりの応募数では勝てない案件も当然にあったりする。


ただ、ヤッパシゴトに掲載いただいた企業・店舗さまからよく言われる言葉がある。それは、


『面接率はヤッパシゴトが断然いい』
『ヤッパシゴトからの応募者は質(人材の)が良い』

最近のアルバイト面接率は全業種平均すると50%(応募者の2人に1人しか面接に来ない)くらいだろうか。それがヤッパシゴトでは、60~70%は面接に来るらしい。

今日も短期バイト系の関西有数の大手企業さまからも応募数は大手に劣ったが、上と同じことを言われリピート契約相談をいただいた。
褒められたらしいスタッフも非常に喜んでいる。ありがとうございます。


求職者の質が良いというお声は、正直なところウチの媒体は人材紹介・派遣型の求人サイトではないので、どのような求職者が応募されているかは、何ともコチラでは分からないので困惑気味だが、面接率が高い+良い質の求職者が集まっているというのは素直に嬉しいかぎりだ。


ちなみにこの話の余談になるが、アフィリエイトサイトに登録し、応募数を上げている求人サイトは面接率が低くなる傾向がはっきりと出る。
つまり、a8ネットやバリューコマースなどアフィリエイトサイトに『1応募ごとに○○円をユーザーにお支払い!』という仕組みだ。


求人広告を出す際には、その求人サイトがアフィリエイトサイトに商材登録しているかどうかはチェックしてもいいかもしれない。

例えば、1応募3000円課金の成果報酬制求人サイトがアフィリエイトサイトに、『1応募あるごとに○○円をユーザーにお支払い!』という形でユーザーを募集していればどうだろうか。

普通に考えればおかしいことだらけだろう。
これが意味することは単純明快だ。








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