株式会社くらしナビ、他2社の代表取締役として現在33歳の元公務員社長。
同志社大学院商学科にてベンチャービジネスを学ぶ。
これからの役所の世界とベンチャービジネスの結びつきに可能性を感じ大学院途中の2001年に大阪市役所入庁。保健センター、区役所、建設局など5年半の役所勤務後、2006年7月に退職。
その退職10日後に現在の株式会社くらしナビを創業。関西地域でのアルバイト求人媒体の運営(非上場企業運営の求人媒体では関西最大規模)、求人サイト構築システムの企画(現在、業界トップシェア)、人材事業などを行いつつ、2009年より長年の目標であったJリーグチーム「セレッソ大阪」のサポーティングカンパニーに就任。
また、起業・転職など脱公務員を希望する現役公務員からのコンサルティングを行い現在まで約200件の相談実績とともに、趣味から始めた写真撮影は入賞など多数あり。

カテゴリ:【考え】思ったこと

05月17日 WEB・モバイル マーケティングEXPOの感想

先週14日金曜日にビックサイトで開催された「Web・モバイル マーケティングEXPO」「ダイレクトマーケティングEXPO」などに行ってきた。


などと言うのは、この展示会、ビックサイトの全ホールを使い、全部で11のテーマで展示会が開催されているから。とにかく広いし専門的だし、今年は興味あるEXPOだけ回るようにした。組み込みシステム開発展なんか行っても意味がまるで分からない。

毎年行っていると、その年の傾向というか流行り廃りを感じることができたり、説明営業マンの非常にガッツある売り込みに好感を持てたりと、好きな展示会の一つ。

やっぱりせっかく展示会に出展しているんだから営業マンはガッツくべき。
これこそ正しい展示会の姿に思う。

と色々と展示会の感想などを。




◎定番はやはり強し。

これ系の展示会の定番出展物、CRM(顧客管理)やSFA(営業支援)系の出展企業が元気だった。
おもしろかったのは、CRMの代表的存在、セールスフォースドットコムやGoogle Appsの本体企業が出展しているのに、販売代理店さんも別ブースで多数出展していたこと。そこらじゅうセールスフォースだらけだった。


◎SEO企業はいずこに。

去年まで多かったSEO関連企業がグッと出展数が減ったような印象を受けた。毎月ほぼ定期更新のヤフーアルゴリズムの糞さを相手にするのに疲れてきたのだろうか。そうに違いない。


◎電子書籍コーナーがとにかく増えた。

おもしろかったのは、どのブースもipadをアメリカから取り寄せ、ipad片手に色々と説明していたこと。
「よっしゃ~レアもののipad振りまわして集客だぜ!」と思ったら、隣のブースもipadかい、というオチだろうか。


◎セカンドライフなどの仮想空間系商材が激減していた。

去年はあれほどたくさん出展されていた仮想空間系商材がほとんど見かけることなかった。さすがに今更、仮想空間で土地買ったりイベントしましょうよ、と営業されても困る。

代わりにWEB上でイベントやセミナーなどを開催できるシステムを提供するサービスがいくつか出展してあった。買取で250万円、ASPで月20万円くらい。


◎検索系が増えたかも

サイト内の構造を独自アルゴリズムで解析し、最適な検索システム(フリーワード検索、複合検索、絞り込み検索など)を自動生成するシステムが何社かあった。

おもしろそうなんだけど価格が・・・ 最低月額料金20万円~と言われるとなかなか・・・



◎時代はスマートフォンへ。

モバイル商材は多いのは多かったが、むしろモバイルからさらにスマートフォンに特化したサービスを提供する展示物が多かったかも。

今のところ、スマートフォン=iphoneなので、iphone専用のCRMやグループウェア、着せ替え系アプリなど色々と出展してあった。

ドコモのXperiaもなかなかスゴイようだし、来年はもっとスマートフォン関連の出展物が増えそう。



◎メール配信サービスも減ったかも。

メール一斉配信サービスの展示物が減って、代わりにチャット機能を重視した顧客対応ソフトが目立ったかも。中国のECサイトでは、企業と顧客のやりとりは、メールよりもチャットが主流なので日本もそのうちチャット主流になるかもしれない。
顧客からしてみたらチャットのほうが即時性が高いので良いかもしれない。月額1,5万円から。




◎セキュリティコーナーとにかく派手。

西ホールで開催されていたセキュリティEXPOにも行ってみたら、ほんととにかくブース装飾が派手。しかもけっこう珍しい無料グッズを配りまくりでしっかり貰ってきた(笑)

正直、あまりのグッズの無料配布が多すぎて何を展示していたのか覚えていないというお粗末さ・・・反省です。まだまだ煩悩の塊のようだ。


◎最後に・・・

やっぱりこの展示会、キャンギャルさんたちの豪華さというか派手さはビジネス展示会では上位。モーターショーも顔負け。

きれいどころが多いブースには、人だかりもすごいわ、オッサンがちょっかいかけるわと非常に分かりやすさも感じた。
みんな正直だ。


以上、今年のWEBマーケティングEXPOなどの感想でした。








02月18日 大阪市が生活保護で困窮


大阪市の生活保護20人に1人、転入が後絶たず
(読売新聞 - 02月18日 15:54)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100218-OYT1T00762.htm


ついに大阪市民の20人に1人が生活保護受給者というニュース。
平松市長が怒るのも無理はない。


そりゃ生活保護の旨みの部分を知ってしまったら普通に働くのが馬鹿らしくなると思う。

公務員時代には大阪市内の某区役所にも勤めていた。
ここでは直接市民と接する部署にいたから実際の生活保護受給の仕事をすぐ近くで見ることができた。


生活保護資格が与えられると、保護費以外に多くの行政制度で「無料」「割引」「特権」などがあったりして、本当に生活保護を必要としている人以外にも、生活保護の「旨味」狙いの人達が少なからず需給しているな、という気がしていた。


例えば、宝石じゃらじゃらしたいかにもお金を持ってそうなおばちゃんや、外車で乗りつけて生活保護支給日に来る人がいたり、「おれな、生活保護受けてるからカネ払わんでええんやろ」やニコニコしながら「これ(受給者証)あるからタダにならんの?」と堂々と話す人もいた。

生活保護を受けていることは人様に言えない(恥ずかしい)、とはもう完全に過去のことだろう。



そりゃ4人世帯とかで生活保護費が月20万円支給、年金未払いでも最後は生活保護に認定されたら国民年金より多くの生活費がもらえる、というニュースが流れたりして、生活保護の旨味を知れば働く気を無くす人が出てくるのは仕方ないだろうと感じる。

このご時世、汗水流して働いても、月に20万円の給料ない人なんてわんさかいる。
時給換算したら最低時給以下で働いている人も少ないだろう。


国はそろそろいい加減に生活保護制度を根本から見直すべきだ。
重い病気や障害、老齢など働きたくても働けない人や本当の生活困窮者などを救うのが生活保護制度の本来目的じゃないんだろうか。
一般会計の約17%が保護費なんて尋常じゃなさすぎる。








01月30日 エンゼルバンクと重なったこと


今日、録画したのに見るのが面倒くさくなってほったらかしにしていたテレビドラマ「エンゼルバンク」の1~3話を見た。

漫画は単行本が発売されている分までは全部読んで原作のけっこうなファン。
リクルートが監修しているだけにリクルートっぽい考え方も随所に出てきて、人材業をしている自分には別の楽しみあって笑えてくる。


今回見たうち、ドラマ版第3話は起業ネタがあっておもしろかった。

第3話は、一般職から総合職に転職したい女性と、上場企業の一般職から起業したベンチャー企業の女性社長が絡む話で、会話内に、


『安定した上場企業社員の身分を捨てて起業することに不安はなかったのですか?』


とベンチャー社長に聞くシーンがあったのだけど、いや~この気持ちはよく分かる。



公務員から起業した自分も同じような境遇なので、これと同じ質問、「安定している公務員を辞めてよく起業しましたね」「なんでなんですか?」をほんと今まで何十回聞かれたことか。


「須田さんなら不安なんてなかったんでしょ」とも言われることもあるけど、実際は不安だらけに決まってる。

本気で辞めようと思ってから不安がない時期なんてなかったんじゃないだろうか。


毎月17日になったらたいした働きをしていない(給料分の働きをしていない月、有休で旅行に行った月)ときでも、当たり前のごとくしっかりお給料がお振込まれていたのが、公務員を辞めた翌月から1円も振込まれなくなるんだから、そりゃ不安になるに決まってる。


実際、退職した翌月の17日に通帳見て、『あっ、ほんまに入ってないんや』と退職したことを実感したのをよく覚えてる。

※ちなみに退職が受理されると大阪市役所の場合は、退職日に「職を免ずる」とたった一言だけ書かれた辞令が渡される。「ご苦労様でした」なんてもちろん書いてない。退職辞令を見たい方はお気軽にご連絡ください。初心を忘れないよう会社に今でも置いてます。



で、話を元に戻すと、安定した職業・身分・賃金・生活・人生という一般的に恵まれたと思われてる公務員職を捨てるのに不安を感じないほうがおかしいし、それがまっとうな感覚だと今でも思う。

でも結局、「不安」と「期待・目標」の天秤の問題なんかなと。


「期待・目標」というのは、自分の場合は、

・学生から社会人になり、実際に働いてみたら意外と働くのが好きだと分かった。そしてやはり起業したくなった

・定年を迎えたときの自分を想像したら、「満足のいった仕事人生だった」、と思えない可能性を強く感じてしまい、自分の行動で責任とれる結果を残してみたくなった

・成果も失敗も全部自分の責任にできるようにしたかった


こんなこと感じのことで、公務員をしながら漠然と考え始めたものが、段々と深く考えよるようになり最終的に、


期待・目標 > 不安


という構造に落ち着いて(落ち着かせて)退職することになった。


まあ当時も不安だったし、今でもやはり不安という気持ちは絶対にある。

でも不安があるから逆に希望を感じられるんだろうし、リスクがあるからリターンがあり、目標があるから毎日が楽しい、んかなと考えてる。

何かと大変だけど楽しいわ、今のところは。



そんな訳でドラマの話から逸れましたけど、起業する人にももちろん誰でも「不安」はあるものだということを書きたかった。
起業する人も別に普通のそこらへんにいる一般人なんで。

エンゼルバンク見ていない方はぜひ見てください。
まあ漫画のほうがおもろいけど。







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