03月19日 上海の感想
12日~16日まで上海出張に行ってきた。
ビジネスの感想は書けないので上海と中国の感想を。
大学生の頃から海外に行くのはかなり大好きで、今まであちこちの国に行ってきたのだけど、なぜか中国とは今まで縁がなく、10年以上前に香港に行った際に国境を越えてちらっと寄った深センだけ。
今回、事前に色々と人から中国事情を聞いていたのだけど、まあ本当にすごい国だった。
ある意味、今まで行った国の中で最も強烈なインパクトある国だったかも。
◎人が多い
さすが1700万人の人口がいるだけあってどこに行っても人、人、人。
東京23区の人口が約900万人らしいのでそりゃどこもかしこも混雑する訳だ。
繁華街「南京路」。
道頓堀を広くしたような雰囲気。
歩行者天国なのに観光用の電車がクラクションを鳴らしながら爆走していた。
歩行者天国だろうが、中国では人より乗り物がエライ。
上海のハード面(施設や設備)ではそこまで「おぉ~」と感動するものはなかったかも。
風水を気にした香港のペンシルビルや、ヨーロッパの伝統を感じる建築物みたいに、「こりゃすごい・・・」とまで思わなかった。
とは言っても、大阪よりはもう十分に都会。
ホテルの部屋から見た上海の街並み。
ビルの数は多いけど、ちょっと角度を変えると昔ながらの家やマンションだらけ。
変わった形のビルはそんなになかった。
いよいよ再来月から始まる万博。
会場はまあ広い感じだったが、このスペースに会期中、7000万人が来場すると聞くと歩けるのか・・・と心配になった。
◎マナー
噂には聞いていただけど、ここまでマナーが悪い国が本当にあるとは思わなかった。
よく揶揄される電車の乗り降りを守らないなど序の口で、エレベーターの乗り降りや、列の割り込み、ゴミの大量ポイ捨て、公共施設や電車内での歩きタバコなど日本では考えられないマナーに最後まで悩まされた。
道路でようやく停めたタクシーも、地元のおばちゃんに横からいきなり乗っ取られ、「○△×◇」と怒鳴られ強奪されビビったり、車やタクシーの日本とは真逆の完全車優先の考え方など、とにかく、「あっ、中国ではこうなんだ。へぇ~」なんてそんな可愛いものじゃなく、日々自分の身は自分で守ることで精一杯だった。
日本の「電車内では携帯はマナーモードに、座席は譲り合いましょう」なんてかわいすぎる。ほんとこんな凄まじいマナーの国があるなんて今更ながらただ驚いた。
地元で大人気らしい日本風のおでん。
日本のテレビでも前に特集していた。
買うマナーというか熱気はすさまじく、奪い合うように串をとり、投げるようにお金のやりとりをし、しまいにはお金のコインがお汁の中に落ちていた。
この様子を見ている分には楽しい。
◎無愛想
これも噂どおり、店やレストランの店員がものすごく無愛想なのにも驚いた。
しかも無愛想ならまだしもお客をお客とは思わない感覚がまだまだ普通らしく、昼遅く(13時半くらい)に入ったレストランでは、14時になると店内の照明が落とされ、店員やコックが全員集まり、隣のテーブルでワイワイガヤガヤとトランプを開始して休憩を始めたことにはただ驚くしかなかった。
薄暗いレストラン内で、隣のテーブルでは従業員がトランプに興じている・・・そして客は黙々とご飯を食べる。
こんな設定、なかなか日本では味わえない。
今回、高級レストランから庶民的レストランまで色々行ってみたけど、高級レストランの接客がよくて日本のファミレス並。
ほとんどのレストランでは、呼びかけて目があっても平気で無視するわ、お皿が本当に宙を飛んでくるわ、と接客とはまるで呼べないことの連続だった。
日本の某中華チェーン店の中華系バイトさん達が無愛想なのも納得できる。
あんな接客を子供の頃から受けていて、急に日本式の過剰なまでの接客をやれというほうが厳しいだろう。
◎心の開き
どうやら中国の人は、お客さんかどうかは関係なく、初対面では無愛想というか強い態度に出る傾向にあるようだ。
ただ、いったん心が少しでも通じ合うと、今までの態度が嘘のよう急に人懐こく、やたらと親切になる。
なぜ初対面時にここまでの高く厚い壁を作るのか(あるのか)分からないが、これについては「文化・思想の違いなのだろう」、と割り切ることが非常に大事なようだ。
『どちらかと言うと、日本人は初対面でもそこそこ親切ですけど本当に心はなかなか開こうとしないですよね。中国人は、開くまでは時間かかっても一度開くと非常にオープンになりますよ』、とホテルの日本人従業員の人が言っていた。
なるほど。非常に興味深い。
こんな感じで今回通して感じたことは、文化・風習の違い以上のものすごい違いが日本と中国にはありそうだということ。
日本的な発想や考えで行動してもこの国では良いよう(まるで相手にされない)に扱われるだけっぽい。
かと言って、日本人が中国の人と同じような行動・振る舞いを行い、「郷に入っては郷に従え」的発想をすることも日本人には非常に抵抗感も感じるかもしれない。
いや~こんなにカルチャーショックな国は今までになかった。
すごすぎるわこの国は。
もっと早くに訪れ、この強烈な感覚を知っておくべきだった。
【その他気になった写真】
中国茶の店。匂いや産地などで料金がピンきり。
どの店でもタダでチャプチャプになるまで試飲をさせてもらえる。
上海博物館の館内。
驚くことに中国では、博物館内は撮影禁止ではない。
日本ではありえない仏像や絵画の写真が簡単に撮れるなんてすごすぎる。
次回行く時は、ちゃんとしたカメラを持っていきたいと思う。
上海動物園のパンダ。全部で10匹いた。
この動物園、天王寺動物園なんか目じゃないくらいやる気を感じない動物園だった。
ただ、さすが1匹が年1億円(日本が払っているレンタル料)のパンダは、施設や周辺が高待遇。
